水素水の効果を徹底検証

ダマされてはいけない水素水!
~様々な水素水を徹底検証 その1~

水素水の種類を知ろう!

水素水にも色々と種類があり、水素の発生方法や充填容器ごとに分類することができます。
現在一般的に販売されている水素水の種類は、大きく分けると6タイプ。まずは水素の溶存濃度について説明しましょう。

 

ペットボトルタイプ

アルミ缶タイプ

アルミパウチタイプ

スティックタイプ

ウォーターサーバータイプ

浄水器タイプ

水素溶存濃度
(単位ppm)

0

約0.3~0.8

約0.8~1.2

約1~5.8

約0.5~4

約0.1~0.5

水素の抜け

×

×

水素溶存濃度とは、水のなかにどれだけの水素が入っているかを示すもので、ppmという値で表されます。どの水素水商品にもppmが記載されていますが、実は記載されているppmだけで判断してはいけません。
水素溶存濃度は1.57ppmが常温・常圧の状態では限界値といわれているため、1.5ppmと記載された商品は非常に優秀だといえます。しかしここで気をつけていただきたいのは、記載されている水素溶存濃度は、充填された時点での濃度だということ。充填された時点の水素溶存濃度が1.5ppmであっても、店頭に並んだ時点で0ppm近くにまで溶存濃度が下がっている商品もあるのです。
→ペットボトル入り水素水の詳しい情報はこちら
→アルミパウチ入り水素水の詳しい情報はこちら
→ウォーターサーバー型水素水の詳しい情報はこちら
→浄水器型水素水の詳しい情報はこちら

水素が入っていない水素水がある?!

上記の表を見ていただくとわかるように、ペットボトルタイプとアルミ缶タイプの水素の抜けの欄には×が付けられており、ペットボトルタイプに至っては水素溶存濃度が0ppmとなっています。なぜかといえば答えは非常に簡単で、ペットボトルの原材料は分子が非常に大きいため、気体(水素)を通過させてしまうから。水素は気圧の低いほうへと逃げる性質があることから、気圧の高いペットボトル内部よりも、気圧の低いペットボトル外部へとペットボトルをすり抜けて逃げてしまうのです。
このように水素はとても軽くて小さく拡散してしまう特性があるため、ある一定時間放置すると水から抜けてしまいます。そのため水素が抜けにくいよう開発されたアルミパウチは水素が抜けにくく保存に最適なのですが、ペットボトルの場合は時間の経過とともにどんどん水素が水から抜けてしまうのです。
そしてここでもう1つ、水素水選びにおいて“ダマされない”ためにチェックすべき重要なことがあります。それは「水素が水に溶け込んでいるのか」それとも「水と水素が同じ容器に入れられているのか」というところです。

高濃度でも水素が入っていない水素水?!

水素発生剤タイプとは、マグネシウムの入ったスティックを水の入ったペットボトルなどに挿すことで水素水を作る商品です。水とマグネシウムの化学反応によって水素を発生させるため徐々に濃度はあがりますが、実はこれは水に水素分子を溶け込ませているのではなく、水素ガスがペットボトルの中に充満しているだけ。つまり、いざ飲もうと容器の蓋を開けると水素は一気に抜けてしまうため、実際に飲む水はただの水なのです。
水素水の研究を行っている日本医科大の太田教授は、水素は抜ける特性を持つが、“水に水素を溶け込ませた状態(1.2ppm程度)の水素水から水素が空気中に抜けて完全に無くなるまでには一定の時間がかかる”http://suiso-p.jp/question/detail.html?id=16より引用とおっしゃっていますが、スティックタイプのように水素を水に溶け込ませていない水素水の場合、一瞬で水素が抜けてしまうため注意が必要です。
つまり水素水を選ぶ際には水素濃度に加え、“充填されている容器の種類”と“水素が水に溶け込ませてあるか”の2点も併せて確認する必要があります。

水素は熱にもミネラルにも弱い

水素は熱に弱く、温水にするとほぼ水素濃度は0ppmになってしまいます。そのため冷・温機能のあるウォーターサーバー型の水素水を飲用する場合は、温水ではなく冷水で飲むと良いでしょう。水素の溶存濃度は水温が冷たければ冷たいほど上がるため、ウォーターサーバーのように常に冷たい水が出てくる機器は、水素水向きなのかもしれません。
また水素溶存濃度の限界値は水質によっても左右されます。ミネラルウォーターのように不純物(ミネラルなど)が含まれる水ではなく、純水に近いほど水素の溶存量の限界値は上がります。ウォーターサーバータイプの場合、水道水を利用するものや宅配でお水を届けてくれるなど様々な種類の商品がありますが、純水を使用したウォーターサーバー水素水がおすすめです。

医療機器・医療用にご注意!

ウォーターサーバーには“電解式”と“飽和式”の2種類のタイプがありますが、医療現場などで使用されている飽和式は、高性能なため価格が高い点がデメリットです。高額商品にはダマされないようにしてください!
その他にも「医療現場で使われている」という謳い文句で販売されている製品は、医療機器としての認可を受けてはいるものの、水素水ではなくアルカリイオン水生成期である場合がほとんどです。
色々な種類の水と水素水」のページでもお話しましたが、“活性水素水”や“電解水素水”“還元水”は、名前は似ていますが水素水ではありません。これらの生成器は0.1ppm程度の水素は発生しますが、水素水としての効果は期待できません。 その他にも超高濃度の水素を発生させる生成器も販売されていますが、これらは“発生させられる水素濃度”であり、実際に水に溶け込む水素濃度とは別物だということも理解しておきましょう。

ウォーターサーバー