水素水の効果を徹底検証

ペットボトル入り水素水

ペットボトル入り水素水の水素濃度はゼロ?

ペットボトル入り水素水の購入はおすすめしません。水自体に問題はないため、飲料水として購入するのは問題ありませんが、水素水として購入するには問題ありだからです。
水素水の定義は、「水素が溶け込んだ水」です。ですから、製造の際に水に水素を溶け込ませていれば水素水であり、それが超微量であろうとも、充填後水素がどうなろうとも、商品としては水素水として成立してしまうのです。
水素水を購入する際には水素濃度が重要ですが、基本的にペットボトルなどのパッケージに記載されている水素濃度は充填された際の濃度。そのため、実際に口にする時点での水素濃度は不明なことが多いのです。

太田教授による水素水の水素濃度計測

有名人が飲む万能水ということで広まった水素水ですが、偽物も多く出回っています。水素水には間違いないものの、口にした時点での水素濃度が0であれば、それは水素水とは呼べないのではないでしょうか。
水素水の効果・効能にかんする実験を行っている日本医科大の太田教授は、販売されている様々な水素水の濃度を比較計測しています。ちなみに週間文春でも同様に計測を行っており、その結果はほぼ同じでした。
計測方法はどの商品も同時期に購入し、同じように開封直後の水素濃度を計測したもの。下記の計測結果は週間文春に掲載されたものですが、ペットボトル入り水素水の水素溶存濃度は、どの商品も0ppmでした。
結果は予想通りではありますが、なぜペットボトル入り水素水の水素濃度が0だったかといえば、ペットボトルと水素は相性が悪いからです。
ペットボトルの素材は分子が非常に大きいため、ほとんどの気体は通過してしまいます。
そして水素は気圧の低いところへ逃げるという特性があることから、水の入ったペットボトル内よりも気圧の低い外へと逃げてしまうのです。

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