水素水の効果を徹底検証

テレビ特集

BSフジ 「ワッチミー!」
12月14日放送

番組の概要

フジテレビが運営するインターネット動画サイト「ワッチミー!TV」では、BSフジで深夜に放送されている「ワッチミー!TVxTV」が視聴できます。こちらの「ワッチミー!TVxTV」では毎回話題のモノやコトをわかりやすく紹介しているのですが、12月14日の特集は水素水。「水素が救命救急医療にも!水素水最前線」と題し、話題の水素水が救命救急の現場でどのように使用されているのかといった内容でした。
このサイト「水素水の可能性~医療編~」でも紹介した、水素水研究の第一人者である太田成男教授らの研究発表をもとに、医療現場での水素水の可能性について紹介。実際に太田教授のもとに伺い、水素と救命救急についてのお話を聞くだけでなく、水素が活性酸素を除去する実験をラボにて行うといった、分かりやすい構成となっています。

番組の内容

太田成男教授の水素研究について

水素水は今やコンビニやスーパーでも手軽に購入できる人気商品のため、知らない方は少ないのではないでしょうか。水素水を知っている・飲んでいるという方でも水素の本当のパワーをまだまだ知らないのでは…ということで、水素水研究の第一人者である太田成男教授に、実際にどのような形で医療の現場で水素が利用されているかを、番組冒頭では伺っていました。
過去に太田教授は慶応大学との共同研究で、脳障害と水素の研究を行っています。どのような研究かといえば、心肺停止のねずみに水素ガスを吸入させると、命をとりとめるだけでなく脳を守ることが判明したというもの。この研究は話題となったため、医療関係者でなくとも新聞・雑誌で見たことのある方も多いのではないでしょうか。
慶応義塾大学のHPにも詳しい研究報告が掲載されています。興味のある方は読んでみてはいかがでしょうか。http://www.keio.ac.jp/ja/press_release/2014/osa3qr000000dtae.html
番組によると、これまで心肺停止後の患者さんには体温を低く保つことで脳障害を防ぐ“低温療法”という方法が行われていたようですが、なかなか全ての患者さんの脳を守ることは難しいとのこと。年間13万人以上の方が心肺停止で病院へ運ばれるものの、社会復帰が叶うのは約2割と、厳しい現実があるようです。

水素と心肺停止・脳障害について

しかしねずみの実験によって成功した、心肺停止後に水素ガスを吸入させるという方法がヒトでも成功すれば、心肺停止から蘇生した患者さんの多くが社会復帰できる可能性が高まります。番組のなかで太田教授は、「命をとりとめても社会復帰ができなくてはどうしようもないじゃないかと言われている」とおっしゃっていましたが、その通りではないでしょうか。植物状態になってしまうような状況を考えると、ただ蘇生するだけでなく、後に社会復帰できるようになることは非常に重要です。
番組では水素ガスの吸入が現状の低温療法よりも効果がある理由は、悪玉活性酸素を水素が除去するためだと説明されていました。脳が停止すると悪玉活性酸素が大量に発生し、これによって脳障害が引き起こされるとのことですが、水素には悪玉活性酸素を除去する効果があるため、脳障害のリスクを減らすことができるとのことです。

悪玉活性酸素と水素

水素の主な効果として活性酸素の除去が挙げられますが、なかでも「悪玉」のみを除去する点が他の物質と異なる点です。番組では触れられていませんでしたが、ビタミンCやポリフェノールなども活性酸素除去物質として有名ですが、これらは「善玉活性酸素」も一緒に除去してしまいます。身体にとって良くない活性酸素は悪玉のみのため、悪玉のみに効果を発揮する水素は、医療の現場でも注目されているというわけですね。
心肺停止後の脳障害以外にも、水素によって治療が可能になる病気は非常にたくさんあります。番組では治療が期待できる主な病気がイラストとともに一覧で紹介されていましたが、脳から内臓からアレルギーまで、多くの病気を治してくれる魔法の成分が水素なのでしょう。
「たったひとつの成分で数多くの病気が改善する」と番組内で紹介されていた水素ですが、見えない成分であるからこそ疑念や疑惑も多いもの。そのため水素のチカラを“見える化”する実験を番組では行っていました。水素に疑念を持っている方は必見です。

実験1.活性酸素を除去する水素

番組では「水素健康医学ラボ株式会社」という研究機関へレポーターが行き、研究機関の社長が行う実験を観察することに。今回は、酸化して錆びた状態を判断できる液体を使用した実験が行われました。
この特殊な液体は、酸化すると青色に、酸化していないと透明になるとのことで、意図的に錆びた状態を作り出したため、青色になっています。こちらの錆びている状態の液体を悪玉活性酸素にみたて、液体に水素を加えるとどのようになるかを実験するようです。
ビーカーを2つ用意し、片方にはミネラルウォーターを、片方にはアルミパウチに入れられた水素水が入れられました。そのなかに悪玉活性酸素にみたてた青い液体を入れてビーカーの上面をビニールにて封をするのですが、1分も経つと水素水の方は青から透明に。これは、水素水が酸化を還元したためです。
水素水はパッと見て普通の水と変わらないだけでなく、飲んでも無味無臭のため、本当に効果があるかどうか不明なところがあります。しかしこのように一般的に売られている水素水で実験が行われたことにより、非常に信憑性が高まりました。
つまり裏を返せば、パッと見て分からないからこそ、ニセモノの水素水が沢山出回っているということでしょう。

実験2.非常に浸透力の高い水素

水素の特徴のひとつとして、非常に小さく軽い分子という点があります。水素水の正しい選び方について調べたことのある方ならご存知かもしれませんが、コップに注いだ水素水の水素は、数時間で半分の量にまで減ってしまい、1日も経つと水素は無くなりただの水になってしまうのです。
その実験をこの番組では行っていたのですが、使用するものは先ほどと同様の、活性酸素にみたてた青い液体。この液体をチャック付きのビニール袋に少量入れ、その袋を水素水に浸すと、中身の青い液体が透明になったという実験でした。
これは、ビニールに穴が開いていなくても水素がビニールを通過するほど小さく、その浸透力の高さからビニール内の青い液体の酸化を還元させたということです。レポーターの女性は最初「?」といったリアクションでしたが、目に見えないからこそ、何が起こったのかがわかりにくいのかもしれませんね。
このサイトの「ダマされてはいけない水素水」のページでも紹介しましたが、この実験でも判明したように、水素が逃げてしまうような容器(ペットボトルなど)に入れられた水素水は、売られている時点でただのお水です。水素の特性をきちんと知った上で、正しい商品を選びましょう。

水素ガスを手軽に摂取できる水素水

番組では、細胞内に存在するミトコンドリアがエネルギーを生み出す際に悪玉活性酸素を発生させるという太田教授の専門分野のお話がありました。悪玉活性酸素は、生きている限り誰の身体にも発生し続けるものですが、それを上手く除去することで病気になりにくく、老化を遅らせることができるようです。
医療にも美容にも期待されている水素ですが、水素ガスは引火するため一般家庭での取り扱いはできません。けれども水素ガスを手軽に摂取できるようにと開発されたものが、水素水ということでした。
水素水を毎日飲むと慢性疾患の改善や生活習慣病予防になるとのこと。太田教授も普段飲んでいるとおっしゃっていましたが、1951年生まれとは思えないほど肌がツヤツヤで若々しいのは、水素水のおかげなのかもしれませんね。
実験が含まれているこちらの映像は、分かりやすく水素水の効果が一目瞭然です。水素水に疑問のある方こそ、一度見てみてはいかがでしょうか。

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