水素水の効果を徹底検証

テレビ特集

~水素水で悪玉活性酸素を撃退~

番組の概要

こちらは番組というよりも、インフォマーシャルと呼ばれるテレビCMです。インフォマーシャルとは、CMよりもより商品の内容を詳しく伝えるため、番組として詳しく商品を紹介し、そして最後にテレビショッピングに繋げるといったものを指します。健康食品などのジャンルで、近年良く見かけるのではないでしょうか。
このインフォマーシャルは一商品のCMではありますが、番組として良くできており、非常に水素水のことをわかりやすく伝えています。「水素水って何?」という方にぴったりの内容となっているため、水素水が何故体に良いかという基本を知りたい方は視聴をおすすめします。
番組ナビゲーターは辰巳琢郎さん。ご本人も水素水を愛飲いるようなので、抜擢されたのかもしれません。

番組の内容

太田成男教授の論文とは?

水素水の第一人者である日本医科大学の太田教授。水素は誰でも知っている当たり前に存在する物質のひとつでしたが、2007年、アメリカの医学雑誌である“ネイチャー”に、水素が悪玉活性酸素を除去する効果があるとの論文を発表してから、多くの研究者がこぞって研究を始めました。
悪玉活性酸素はあらゆる病気の根源とされており、老化を引き起こす原因もこれだとされていました。そのため悪玉活性酸素と戦う“抗酸化物質”についての研究が進められていたのですが、抗酸化物質の最たるものが水素だったというわけです。番組ではここまで詳しいことは伝えられていませんが、予備知識として持っておくと良いでしょう。
ナビゲーターの辰巳琢郎さんは、まずは水素ブームがネイチャーの論文から始まったということを番組では伝えています。

酸化するりんごや鉄

水素の話は一旦置いておき、番組では「何故ヒトは老化するのか?」といった疑問が提示されます。一例として、カットしたりんごの中身は空気に触れると茶色く変色し、時間が経過した鉄の包丁はさびるといったものが挙げられ、これらは全て「酸化」することで起きていると話は続きます。酸化は空気に触れることで起きる現象ですが、これと同様のことがヒトの体内でも起きているとのこと。日々生きていると分かりませんが、毎日酸素を体内に取り込んでいる私たちも、リンゴや包丁のように錆びているということのようです。
ちなみに人間は、リンゴのように変色したり包丁のように錆びたりすることはありませんが、臓器がじわじわと老化していったり、皮膚にシミやシワができることが、人間が錆びるということ。つまり、健康を害したり老化することが、「人間が錆びる」ということなのです。

良い活性酸素と悪い活性酸素

活性酸素が体に悪いことは徐々に認知度が高まっていますが、ヒドロキシルラジカルという言葉はまだまだ浸透してないのではないでしょうか。
活性酸素には「良い活性酸素」と「悪い活性酸素」があり、なかでもヒドロキシルラジカルは最も人体にとって有害なもの。「ヒドロキシルラジカルが人体に有害だということをご存知ですか?」といった問いかけとともに、いかにヒドロキシルラジカルが体に有害かを番組では説明していました。
現在様々な抗酸化物質が発見されており、そのなかの一部はサプリメントや化粧品に配合されていますが、多くの抗酸化物質は良い活性酸素も攻撃してしまいます。しかし水素は、このヒドロキシルラジカルのみを選択的に除去するといった点が画期的な発見だったと辰巳琢郎さんは述べています。太田教授がネイチャーに掲載した、“H2 selectively reduces ・OH in cultured cells(水素はヒドロキシルラジカルを選択的に消去する)”という部分が何よりの発見だったというのです。

活性酸素の研究を行っている石橋博士

番組では、活性酸素がヒトに与える影響について長年研究している、福岡県にある原土井病院の石橋徹博士に、詳しくお話を伺っています。水素水研究といえばネイチャーに発表した太田教授ですが、その後続々と多くの研究者が論文を発表しており、石橋博士もその一人。番組では博士の経歴などは紹介されなかったため個人的に調べたところ、整形外科医として長年リウマチの研究を行っているなか、水素に辿り着いたとのこと。リウマチの原因も、悪玉活性酸素が関係しているからだったようです。
「ヒドロキシルラジカルは反応が早く、無差別に酸化してしまう特性がある」と、ヒドロキシルラジカルの怖さについて番組の中で博士は語っており、老化もヒドロキシルラジカルが原因で起きているとおっしゃっています。様々な病気の原因や老化の原因は、このヒドロキシルラジカルだったというわけですね。

抗酸化酵素(SOD)について

病気や老化を引き起こす凶悪なヒドロキシルラジカルですが、体内に存在しても私たちが普通に生きていけるのは何故でしょう。このような疑問への解説が番組ではなされます。
ヒドロキシルラジカルは凶悪なため、体に蓄積すると病気や老化を引き起こしますが、ヒトにはヒドロキシルラジカルと戦う「抗酸化酵素(SOD)」という物質があり、このおかげで若いうちや元気なうちは特に問題なく生きていけるのです。しかしSOD は40歳を越えるあたりから低下するとのことで、番組では減少の具合がグラフによって説明されていました。
SODに限らず20歳を越えたあたりから様々な物質が体から減少していきますが、健康の鍵を握っているのはSODだったというわけですね。ちなみにSODはサプリメントなどでは増やすことができないと言われています。

番組内で行われた実験と疑問

水素が逃げやすい特性を持っていることを皆さんはご存知でしょうか。水素水を飲んだことのある方や、水素水に興味のある方はご存知かもしれませんが、水素は非常に小さな分子のため、特殊加工されたアルミパウチなどに充填しなければ、水素は抜けてしまいます。当サイトの「ダマされてはいけない水素水」のページでも水素水と水素の抜けやすさについて説明しているので、一度ご覧ください。
そんな水素の特性について、水素実験では良く用いられるメチレンブルーと呼ばれる試薬を使用した非常に分かりやすい実験を番組内では行っています。メチレンブルーはいわば悪玉活性酸素に擬似的に見立てたもので、悪玉活性酸素が発生している状態だと鮮やかな青い色をしていますが、悪玉活性酸素が除去されると透明になるといった特性があります。
こちらの液体を、4ヶ月前にアルミパウチに充填された水素水に入れるといった実験をスタジオで辰巳琢郎さんが行ったのですが、メチレンブルーの色は青いままでした。水素水に水素が含まれていればメチレンブルーは透明になるはずなのですが、残念ながら青いまま。つまり、アルミパウチの水素水には水素が含まれなかったというわけです。しかしここでひとつ疑問がわきました。水素研究の第一人者である太田教授は、アルミパウチ入りの水素水を推奨しているからです。

水素水の賞味期限について

番組で使用されていた水素水は製造後4ヵ月後と記載がありました。通常アルミパウチ入りの水素水の賞味期限は3ヶ月。その理由は、一番水素が抜けにくい保存容器といわれているアルミパウチであっても、3ヶ月を越えると水素の量が激減してしまうからです。つまり、アルミパウチの水素水であっても、製造日をきちんと確認する必要があるというわけですね。番組ではそのことを知っていたうえで、製造後4ヶ月の水素水を使用したのではないでしょうか。
この番組は“水素水7.0”という商品のCMのため、自社の商品が一番良いところをアピールする必要があります。水素水7.0はアルミパウチなどに充填された保存タイプではなく、その場で作って飲むタイプの水素水。つまり、作りたてでないと水素水は意味がないということを伝えるべく、このような実験を行ったのでしょう。
確かに水素水は作りたてであればあるほど、多くの水素を摂取することができます。しかしこのように、アルミパウチの商品には水素が含まれていないと捕らえかねないような番組の構成は、少々疑問に思ってしまいますね。

ヒトだけでなく動物にもおすすめの水素水

インフォマーシャルでは多くの場合、実際の使用者の声が伝えられます。この番組でも、
・手が上がらなかったのに上がるようになった
・走れなかったのに走れるようになった
などの使用者の体験談があるのですが、これらは主にリウマチなどの疾患に効果があったということではないでしょうか。
そして番組後半には、高齢で動けなくなった飼い犬が食事も取れないほど衰弱していた際、水だけは飲めるので藁をもすがる思いで水素水を与えたところ、元気に散歩ができるまで回復したというお話があります。
事実、水素はヒトだけでなくペットにも良いことが判明しており、動物病院でも取り入れているところが増えているとのこと。ただしひとつ注意しなくてはならないのは、水素はペットに良くとも、水が良くないケースがあるということです。
ペットにミネラルウォーターや浄水していない水道水などのミネラル分の多い水を与えると、結石などを引き起こす原因になります。そのため、ペットに与える水は、なるべくミネラル分の少ないピュアウォーターなどがおすすめ。つまり、ミネラル分の少ない水でできた水素水がペットには良いため、ペットと一緒に健康的な毎日を送りたいという方は、ピュアウォーターを原水とした水素水を探してみてはいかがでしょうか。浄水器型や、ピュアウォーターを使用したウォーターサーバー型や水素水がおすすめです。

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